お正月と言えば、
お飾りをして、
華やかに新年をお祝いします。
そのときに
鏡餅が飾られることも
お正月の風物詩と言えますね。
今では市販でパックの鏡餅も売られていますので
簡単に飾ることも出来るようになっています。
そして、お正月が終わり、
鏡開きをしたあと・・・
その鏡餅はどのようにしていますか?
普段のお餅とはまた違った形ですし、
鏡餅の食べ方には
迷う人も多いでしょう。
そして迷っているうちに
カビが生えてしまったり。
そうしたときに
どうしていったらいいのか。
鏡餅の食べ方についてまとめました。
鏡餅の食べ方はいつがいい?
鏡餅は
年末にお正月飾りなどが売り出される頃になると
よく見かけるようになる
大小の丸餅を二つ重ねてあるものです。
上におみかんも乗せますね。
お正月に供えるお餅のことです。
鏡餅はお正月に各家庭に来るといわれている
年神様(その年の神様)が宿る
依り代になるとされています。
年神様の宿ったお餅、
鏡餅には
年神様の力が宿るとされていて、
そのお餅を食べることで
年神様の力を分けていただくことができる、
健康と開運を願う
と考えられてきました。
ちなみにその年の魂(年神様の御魂:みたま)を
家長が家族に分け与えたのが
年魂(としだま)、
つまりお年玉のルーツになっています。
この年神様の魂をいただくことが
「鏡開き」であり、
お供えの終わる松の内の終わった後、
1月11日に行われます。
ただし、これには地域によって違いがあり、
松の内が1月15日の地方では1月20日に行われたりと
様々ですので
お住まいの地域で確認をしましょう。
鏡餅の食べ方でパックの場合
お餅をお正月に飾り、
実際に11日まで置いておくと
固くなったり、
カビも生えてきたりすることがあります。
また、近年では
おうちでお餅をつくところも減ってきていて、
お餅は買ってくるもの、
というイメージも多いのではないでしょうか。
実際よくスーパーで見かけますよね。
その時に売られている形は
パックになったものと思います。
真空パックや個別包装のものがありますが
そのパックのものだと
どうやって調理をしたらいいものか・・・・
悩みますね。
パックの鏡餅の食べ方は
様々ありますが
おすすめなものをいくつかご紹介します。
①あられ
油でさっと揚げて、
砂糖醤油につけると、あられになります。
塩をつけてもおいしいですよ。
②餅しゃぶ
薄めに切って、
お鍋やすき焼きに入れて食べます。
③焼く
シンプルですがフライパンで焼いて
タレを辛いものやポン酢などにするとまたおいしいです。
もちろん、砂糖醤油やきな粉でもおいしいですよね。
④ゆでる、やわらかくする
ぜんざいやお雑煮にいれて食べる方法です。
他にきな粉をまぶしてもいいですね。
一番スタンダードで
鏡餅の食べ方としては
お雑煮でいただくことが本来食べられてきた食べ方です。
鏡餅の食べ方でカビが生えてしまった場合
各家庭でついたお餅や
真空パック鏡餅は特に、ですが
鏡開きまで待つと
カビが生えてくることがあります。
お餅は生ものですからね。
そうしたときには
どうしたらいいのでしょうか。
よく、カビのある部分だけを包丁で切り落として
カビのない部分を食べる、
という話を耳にしますが
カビのあるお餅は食べないほうがいいです。
お餅に生えるカビの種類は
わかっているだけでも20種類以上あると言われています。
ということは
身体にいいものばかりではないかもしれないということです。
熱に強く、焼いたりゆでるだけでは
毒がなくならないものもあります。
またカビは表面に見えているものだけではなく、
見えない内部にもあります。
なので、食べることはおすすめしません。
しかし、鏡開きを待っていたら・・・
ということもあるでしょう。
鏡餅はお正月の3が日、もしくは松の内の明ける7日以降には
下げて、早めにいただくことも
一つの手です。
また、カビの部分を削るとしても
カビの部分だけではなく、
お餅の部分も5㎝ほど切り落とすことで
完全にではありませんが
表面部分以外のカビを取り除くことも
できるでしょう。
いずれにしても
カビが生えないようにしたいですね。
鏡餅の食べ方についてのまとめ
普段から食べるものではない、
お正月の時の特別なお餅の鏡餅は、
その食べ方一つをとっても
どういうものがあるのか
悩みますが
今では洋風や中華風にアレンジをして
様々な形でお餅を楽しんで食べることが出来ますので
おいしく楽しくいただいて、
1年を健康で素晴らしいものにしていきたいですね。