親戚づきあいなどは
気も遣いますよね。
嫁の立場とかになれば
なおのこと。
そんな親戚づきあいのひとつに
「お中元」もあります。
他にも会社の人や
習い事などの先生に贈ることもありますが
そのお中元を贈るときに
相手の人が喪中だったらどうしますか?
年賀状などは喪中はがきが届いて
控える、など出来ますが
お中元ではどうしたらいいのでしょうか。
今回は相手が喪中の時のお中元について
まとめました。
お中元を喪中の人に送るのはアリか
結論から言いますと
お中元を喪中の人に贈るのは
「アリ」です。
喪中とは
喪に服すことです。
その期間は厳密に決められているわけではありませんが
長くて13か月と言われています。
悲しみが癒えないうちは
故人を悼み、派手な振る舞いや慶事は控え、
静かに過ごします。
慶事、つまりお祝いごと、おめでたいことは
控えるのですが
お中元はお祝いごとではありません。
季節のご挨拶ですので
喪中であっても挨拶をすることは差し支えありませんし、
逆に礼儀としてあいさつは行うので
お中元を贈られて
「失礼な!」となる方がおかしな話なのです。
ただ、喪中であったら
ご存知のように色々と忙しいんです。
葬儀などの具体的なことから
手続きなど、慌ただしい日々が
少なくとも四十九日くらいまでは続きます。
悲しみを感じる暇もないほど、
という言葉も言いすぎじゃないくらいに
日々の生活にプラスして
忙しくなります。
そうするとですね、
経験上よくわかるのですが
「曜日や月日を忘れるくらいに」
あっという間に時が過ぎます。
疲れも感じないくらいに
あれもしなきゃ、これもしなきゃ、
となるんですね。
なので、そんなときにこそ
日頃の感謝とともに
暑い日々が続いていますので
ご自愛ください、という気持ちも
一緒にお届けできるといいですよね。
お中元を喪中の人に送るときのマナー
先方が喪中であっても
お中元を贈ることは問題ない、とお話をしましたが
喪中の人にお中元を贈るときに
気を付けたほうがいいことがあります。
まず、贈る時期です。
お中元には
贈る時期が地域によって差がありますが
決まっています。
くわしくはこちらにまとめています。
⇒お中元を贈る意味。誰に贈るのか。いつ贈るのかの時期も解説。
ただし、先ほどもお話をしたように
四十九日までは相手側も落ち着きません。
精神的にも負担をかけてしまいますので
贈ることは控えましょう。
さらに四十九日、つまり忌中のうちに贈ると
香典の意味合いも強くなってしまうので
お中元としては時期を避けるようにします。
他にも気落ちをしていることがわかるような場合には
もう少し期間をあけてもいいでしょう。
そうすると
時期がお中元の時期では
なくなってしまうかもしれません。
そうしたときには
暑中見舞い、もしくは残暑見舞いとして贈れば大丈夫です。
お中元を喪中の人に送るときののし
次に喪中の人にお中元を贈る場合に
気を付けたいこととして
「のし」があります。
お中元を贈るときののしは
通常、紅白の水引があるもので贈ります。
しかし紅白は
やはりおめでたいものの象徴です。
いくら喪中であっても
お中元を贈ってもいい、と言っても
さすがにおめでたいことを意味する水引は
避けるようにします。
そのときには
水引なしのものを選ぶか、
無地の短冊に「暑中見舞い」「残暑見舞い」と書いたものを
使うようにしましょう。
百貨店等では
贈る相手が喪中であることを伝えれば
水引なしのものを用意してもらえるでしょう。
ちなみに、目上の人へのお中元の場合には
見舞いの部分を伺いとして贈るといいですね。
喪中の相手へのお中元についてのまとめ
喪中という悲しみの中にいる人への贈り物は
気を遣うものですが
贈る時期やのしを気を付けて贈ることで
季節のご挨拶と日頃の感謝を伝えることは出来ます。
今後も付き合いの続く相手ならばなおのこと
このお中元も通して
スムーズな付き合いをしていきたいですね。