5月5日の端午の節句では
五月人形や鯉のぼりを飾り、
ちまきや柏餅を食べたりして
お祝いをします。
そしてもうひとつ、
「菖蒲」を飾って、
菖蒲湯というお風呂に入ることも
知られていますね。
さて今回は
この菖蒲を端午の節句の時に使う意味、
飾り方やお風呂について、
まとめました。
端午の節句の菖蒲の由来
端午の節句と言えば
五月人形に鯉のぼり、
ちまきに柏餅、
そして「菖蒲」ですね。
この菖蒲を
なぜ端午の節句の日に用いるかと言いますと
厄除け、邪気払いのためです。
昔は菖蒲とともに薬草に用いられるヨモギも使われていたのですが
今では菖蒲だけを使う風習が残ったんです。
この厄除け、邪気払いは
もともと中国で行われていた行事と
日本で田植えの前に女性が身を清める風習があり、
それが合わさって取り入れられた風習です。
なんと、もともとは女の人の行事だったんですね。
それが菖蒲は「尚武(しょうぶ)、勝負」と読みが同じということ、
菖蒲の葉の形が剣に似ていることから
男の子の健康と健やかな成長を願う節句となっていたんです。
この菖蒲ですが
今は花屋やスーパーでも手軽に買えますが
五月五日当日は売り切れてしまうことが多いので
事前に用意しておくことをおすすめします。
我が家はいつもゴールデンウィークも終わるなぁ、
そろそろ子供の日だなぁ、
あぁ、菖蒲買いに行かなきゃ・・・
とのんびりしていて、
スーパーを何軒もめぐる羽目になってしまいますT△T
このようにならないようにご注意です。
端午の節句での菖蒲の飾り方
端午の節句では菖蒲を用意しますね。
その菖蒲を
お風呂に入れる菖蒲湯は
イメージとしてありますが
実は菖蒲は飾るものでもあります。
菖蒲と言えば
菖蒲湯しかすることはないと思いがちですよね。
わたしはお恥ずかしながら思ってました–;
子供から「なんではっぱ(菖蒲)を入れるの?」
と聞かれて、あわてて調べました^^;
伝統の行事については
子供にきちんと説明していきたいものですね。
そこで菖蒲は飾るものだということもわかったのですが
その飾り方は
家の軒先につるしたり、
屋根に放り投げたりします。
菖蒲は厄除け、邪気払いのために
用いられるのですが
家の軒先や屋根に菖蒲を飾ることで
家に悪い気が入ってこないようにする、
という意味合いがあります。
他にも
頭に巻くと賢くなるとも言われているんです。
菖蒲には血行促進の効能もあるので
巻いてみるのもいいかもしれませんね。
端午の節句には菖蒲のお風呂に入ろう
端午の節句の菖蒲湯は
簡単なのは束ねた菖蒲を湯船に浮かべることです。
他にもひと手間加えて
精油を抽出する方法もあります。
まず、菖蒲を細かくした葉を
タオルや布製の袋に入れて洗面器に入れます。
次に熱湯を注ぎ、10分ほどおきます。
抽出されたエキス、袋を湯船に入れると
菖蒲湯の出来上がりです!
ただ熱湯を使ったりしてやけどの危険もありますし、
ゴールデンウィークの最後でへろへろになっているときに
ここまでするのは結構な手間です。
そこで、ここまで手間をかけずとも
小さい子供で葉をつかんでしまったり、
口に入れてしまったり、
傷つけてしまう可能性がある場合には
布製の袋にいれて、
紅茶のパックさながらの方法で湯船に浮かべて
菖蒲湯を作ることもおすすめです。
香りもあり、
血行促進、リラックス効果もあるので
初節句だけではなく、
毎年菖蒲湯につかることはいいでしょう。
また、菖蒲を買うと
ヨモギも一緒についてくることがありますので
ヨモギも湯船に入れていいのですが
妊娠している人がいる場合には
ヨモギは入れないようにします。
ヨモギには陣痛作用がありますので
注意してくださいね。
端午の節句に使う菖蒲のなぜなにについてのまとめ
五月五日の子供の日には
菖蒲を使う、
菖蒲湯に入る、と漠然と思って
菖蒲を用意をしていた端午の節句を
その意味を知り、無病息災を願い、
お祝いしていきたいですね。