11月になると
七五三のお着物を着た子供たちが
参拝をする姿が見られるようになりますね。
慣れないお着物でも
うれしそうに歩いている姿は
とても微笑ましいものです。
そんな子供の健やかな成長をお祝いし、
健康を願う行事のときが
喪中である人も
少なからずおられると思います。
七五三というおめでたいお祝いの時に
喪中なのにお祝いをしていいのだろうか?
喪中の時のお祝いはどのようにすればいいのだろうか?
そういった場合の七五三のお祝いについて
お話をしていこうと思います。
七五三のお祝いは喪中の時はしてもいいの?
結論から言うと、
喪中の期間でも七五三のお祝いをすることはできます。
故人との関係性にもよりますが
服喪(喪に服する期間)を過ぎれば
お祝いをすることはできます。
さらには、故人が子供の七五三をお祝いすることを
楽しみにしていた場合には
お祝いをすることで故人も喜ばれることでしょうし、
内々(身内)でのお祝いは
喪中でも大丈夫です。
ただし、食事会などは
両親、祖父母、兄弟姉妹と言った
身内で行うようにしましょう。
喪中の期間での七五三は?
喪中というのは故人を悼み、身を慎むことです。
なので、
お祭りやお祝いごとは控えることが一般的です。
喪中でも特に忌中では
故人の冥福を祈り、行動を慎み、
派手な行動は避けます。
たとえば、お正月のお祝いごと
お飾りや初詣、年賀状などは控える傾向にあります。
ただし、この喪中にも期間があり、
イメージとして広く知られている
一年間ではなく、
また故人との関係性によっても
その期間は様々です。
父母であれば、
喪中期間は13か月。忌中は50日です。
祖父母であれば、
喪中期間は90日から150日。忌中は30日です。
もちろん、同居をしていた、などの
付き合いの度合いによっても変わってきますが
喪中の期間の中でも
忌中の時期(最大50日)を過ぎれば、
七五三のお祝いは大丈夫と言われています。
喪中の時の七五三のお参りは?
喪中の間は鳥居をくぐれない、
など、よく耳にしますが、
上でお話をしたように
喪中の時期の中の
忌中を過ぎれば、七五三のお祝いはできますので
神社へのお参りもできます。
それは決して、
鳥居をくぐらなければ行ってもいいという意味ではなく、
50日間は故人を弔うことに集中し、
それが明けたら、
参拝をしてもいい、ということです。
1年間喪に服す中で
日常の生活にも戻って行かないといけないわけですから、
忌中を過ぎたら、
神社への参拝も出来ます。
地域によってや
関係性によって心配な方は
参拝予定の神社に確認をすることをお勧めします。
また、各家庭での考え方もあるでしょうから
祖父母などの意見も考慮して
決めていけると
これからの付きあいのためにもいいですね。
まとめ
七五三というおめでたい行事のときが
喪中の期間であると
お祝いをすることは不謹慎ではないか、と
思われる方もいるかもしれませんが
決してそうではなく、
きちんと喪中の意味や時期を理解して、
親戚づきあいなどのトラブルがないように、
しっかり納得をして、
気持ちよく
子供の成長を祝い、
健康を願っていきたいですね。