子供と移動をするときには
何かと車は便利です。
子連れは荷物も増えますので
移動中の疲れもぐっと楽になりますし、
子供が寝てしまっても
車ならば楽です。
ただ、子供と車に乗ると
車酔いをする子もいるでしょう。
それは少しの距離であったり、
長距離であったりと
様々でしょうが
子供にとっては苦痛な時間になってしまいますね。
出来ることならば、
車酔いをしないようにしてあげたいものです。
そこで今回は
子供の車酔いを防ぐ方法と
車酔いの対処法について
まとめました。
子供の車酔いを防止する方法
子供は三半規管が発達してくると
揺れに対して酔いを感じるようになってきます。
車酔いなんて
その最たるものですよね。
子供の車酔いを防ぐ方法として
車に乗る前と
乗ってから、つまり車中で出来ることと
大きく分けて二つあります。
まず、乗る前に出来る対策をお伝えします。
①生活リズムを整えておく。
ちょっとそこまで、というときには
困ってしまうかもしれませんが
あらかじめ予定された乗車の時には
睡眠不足の状態で乗ると
酔いやすくなります。
生活リズムを整えて
まずは体の調子を万全にしておくことが大切です。
②満腹、空腹の状態を避ける。
空腹ですと酔いやすいイメージもあるかもしれませんが
満腹でも吐きやすくなります。
腹八分目を意識し、
食後30分経ってから車に乗るようにするといいですね。
③必要に応じて酔い止めも使う。
薬はちょっと、と思う人もいるかもしれませんが
効果があるのは
子供にとってはとてもありがたいものです。
表示はよく30分前、とありますが
少し早めに飲んでおくと安心です。
④「大丈夫」と思うこと。
薬を使わずに乗る、となると
車を見ると「酔ってしまう・・・」という
トラウマになってしまうこともあります。
また、薬を飲んだから大丈夫、という
精神的に落ち着くということもあります。
他にもおまじないも有効です。
車酔いは精神的なものが大きく左右もするので
「大丈夫」と思えることは
車酔いを防ぐ方法にもなります。
うちの子供も車酔いをするのですが
乗る前に「大丈夫、大丈夫」と声をかけるおまじないとともに
酔い止めを飲みます。
これで本人たちは
「やれば大丈夫!」と自信を持って車に乗るようになりました。
乗る前からできる方法で
子供が安心をして
自信を持って車に乗ることが出来ると
酔いを防止したり、
いつもよりもずいぶんと軽くなったりします。
子供の車酔いを防止するために車中で出来ること
乗る前の対策だけで
酔わなくなるほど
車酔いは生易しいものではありません。
わたし自身も子供の時からよく車酔いをする
いわば車に酔うエキスパートです。
車酔いを防ぐには
乗る前と、
乗ってからの過ごし方が重要になってきます。
次は車中で出来る車酔い防止策です。
①車内の温度は低めに設定。
寒い季節は特に暖房を入れますが
暖かくなると気持ち悪くもなりやすくなります。
少し車内が温まったら
暖房の温度は低めにしましょう。
②換気をする。
これも冷えますし、
高速ではなかなか難しいのですが
外の空気を吸うことは
気持ち悪さを解消してくれます。
少しの時間でもいいので
こまめに換気をするようにしましょう。
③遠くの外を見る。
近くを見ていると酔います。
車内で本を読むなどは
酔いたいです、と言わんばかりの行動です。
避けましょう。
DVDも手元を見る形のものは
本を見るのと同じになるので酔います。
天井についているタイプですと
シートによりかかると頭も固定されて
酔いは近くのものを見るよりは軽減しますが
防止にはなりません。
遠くの景色を見る、
運転している気持ちで前を見ることがいいです。
④芳香剤は使わない。
車の匂いが酔う原因だと考えて、
芳香剤を使う人がいますが
匂いは余計に酔いをひどくします。
一番は無臭なことです。
かんきつ類系は特に吐き気を強めてしまうので
注意しましょう。
⑤休憩をこまめにとる。
休憩をして、外の空気を吸うだけで
ずいぶんと落ち着きますし、
そこでまたリフレッシュをして車に乗ると
長時間乗り続けるよりも
車酔いは防ぐことが出来ます。
⑥寝られるようであればお昼寝をする。
車の中で起きているよりも寝ている方が
車酔いは減ります。
わたし自身、幼いころからよく車で旅行をしましたが
出発は夜中。
寝ている時間に出るので車酔いを感じることなく
長距離を移動できました。
観光地で遊び倒して
帰りも疲れて寝る時間に長距離の移動をするようにして、
起きたらおうち、という風にしてもらっていました。
⑦気が紛れることをする。
これはおしゃべりとカラオケがおすすめです。
どちらも楽しくなったり、
そこに夢中になるので
精神面が大きくかかわる車酔いには
とても効果的なんです。
子供の年齢に合わせて
手遊び、アニメなどの歌を流して歌ったり、
なぞなぞをしてみたり、
この時間がいい機会にもなるので
普段話さないようなじっくり話せる深い話をするのもいいですよ。
うちの子供は妖怪ウォッチやポケモン、
ここたまに
妹が好きなので嵐の曲もよく聴いていて
流すとよく歌っています。
あと、小学校で流行っていた星野源の恋は
手でダンスも出来るので
長くお気に入りです。
子供の車酔いへの対処法
これだけの対策を講じても
車酔いをしてしまうことはあります。
大事なのは
車に酔ってもこうするから大丈夫
⇒こうするから酔わない、
に考えを持っていくことです。
始まるのは比較的突然なのに
収まることはなかなかピタッとはいきません。
しかし、こうしたら軽くなった、
もし酔っても、吐くなどの症状が出ても
こうしたらいい、ということが
わかってくると
車酔いも徐々に軽くなっていきます。
そのためにも
車に乗るときには物もしっかりと用意をしておきましょう。
①ウエットティッシュ
吐いてしまったりしたときに
口や手を拭くのに使います。
②臭いの漏れない袋
吐いてしまったものを処理するのに
匂いが漏れては
またその匂いで気持ち悪さを誘発します。
匂いの漏れない袋は必須です。
③ミネラルウォーター
吐いてすっきりもするのですが
口の中はまだ酸っぱさが残っていて
それがまた気持ち悪さを呼びます。
口をさっぱりさせるためにも
無味無臭のお水があるといいです。
④キンキンに冷やしたおしぼり。
暑さ対策にもなるのですが
気持ち悪くなった時に冷たいものを
手や首、口元などにあてると落ち着きます。
窓を開けるなどが難しい時には特に
この方法は有効です。
子供の車酔いを防ぐ方法についてのまとめ
子供が車酔いをすると
子供は苦痛で
もう乗りたくない、と思うことでしょう。
しかし、防ぐ方法や対処法を知ることで
車に乗る自信もついてきます。
そうしたことを積み重ねていくことで
車酔いも落ち着いていきます。
すぐにピタッと、は難しくても
徐々に落ちついていきますように。