年始にはいろんな人たちに会う機会がありますね。
親戚のあいさつ回りのその一つでしょう。
結婚をしたら
配偶者、つまり妻や夫の親戚とも付き合うことになり、
その範囲も広がります。
そうすると、あいさつ回りも含めた
親戚づきあいも多くなりますね。
その中の一つ、
「お年賀」ですが
お正月に受け渡しがされることと思います。
そのお年賀を受け取ったら
どうしたらいいのでしょうか?
お返しは用意したほうがいいものなのか?
お歳暮の代わりに贈られることもありますし、
そうしたときのお返しはどうしたらいいのか?
また、「お年賀」という名の通り
年始に贈られるものですが
お返しをする場合にはのしはどうするのか?
マナーをしっかり押さえて、
おきましょう。
お年賀のお返しは必要か
お年賀とは
お正月に各家々に降りてくるとされる
歳神様へのお供え物として
持ち寄ったことが始まりとされています。
今では
忙しいお正月に挨拶に伺った時に
「会っていただいたお礼」として贈るものとして
お年賀は渡されることが多いですね。
また、お歳暮を様々な事情で渡せなかった人が
年始にお歳暮の代わりとして持参する場合もあります。
いずれにしても
お礼や感謝を伝えるための贈り物に対して
お返しをすることは不自然になりますので
お返しは必要ありません。
また返していては
お返し合戦になってしまいますもんね^^;
お歳暮と同じように
特別な品物を用意してお礼をしなくても
きちんとお礼を伝えたら
それで十分です。
お年賀のお返しのマナー
基本的にお年賀とは
「持参」がマナーです。
神様へのお供え物を持ち寄った、
持参したことが始まりとされていますし、
年始の挨拶に忙しい時間を割いて会ってもらうことへの
お礼として贈られるものなので
持参します。
なのでお返しとしては
品物は特に不要ですが
あいさつに来られた方には
お屠蘇やおせちでおもてなしをすることが
お返しとなります。
玄関先だけで自宅へ上がらない場合には
もちろんお礼の言葉を伝えることが
お礼へとなります。
お礼の品を用意していなかったからと
マナー違反になるわけではありません。
ただし、
各家庭や地域によっては
忙しい年始に訪ねてきてくれているのだから
やはり品物を返そう、という考えのところもあります。
マナーを理解しておいて、
そのうえで聞けるようでしたら
親戚など身内の人にも相談してみるといいですね。
初めて会う親戚などは特に
失礼のないように
確認をしておきたいですね。
お年賀のお返しをするときののし
お年賀のお返しは基本的に不要です。
ただし、お歳暮のお代りに贈られたり、
親戚内で品物を返す、という考えであった場合、
初めて付き合う親戚の場合には特に
悩みますよね。
年始に訪問をするときの手土産として持参するお年賀に対して
忙しいお正月に
わざわざ訪問をしていただいたのだから、
そのお礼を、と考えて
品物を渡す、という考えの家庭や地域もあります。
そのときには「お年賀」としていただいたものへの
お返しの、
のしはどうしたらいいのでしょうか?
のしは、お年賀と同じように
紅白蝶結びで用意をします。
何度でも繰り返しもいいお祝いですからね。
表書きは「松の葉」「御礼」としましょう。
これは寒中見舞いの場合でも同様になります。
お年賀のお返しについてのまとめ
贈り物をいただくと、
お返しをしないと失礼だ!と思うかもしれませんが
お年賀という贈り物にどんな意味があって
そのうえでお返しが必要かどうかを知り、
自分の親戚間ではどのようにしているかを
確認しておきましょう。
そうしていくことで
気持ちよく親戚づきあいをしていきたいですね。
特にお正月、一年はじめの
親戚づきあいは
お年賀から始まりますし、
スムーズな付き合いをしていきましょう。