子供が産まれて
1歳の時にするお祝いは
初めて迎えるお誕生日で
特別なものですよね。
昔は幼くして亡くなる子供が多く、
子供の成長は
無事に成長してくれた、と
喜びも格別なものでした。
そして、
これからも健やかに成長していってくれますように、
と願いを込めて
お祝いをしました。
それが現代でも形を変えたりすることもありますが
様々な形で残っています。
そのひとつが
1歳のお誕生祝いにする「選び取り」です。
漠然とは知っていても
どんな風習なのか?
そのやり方などは
知らない人も多いかと思いますので、
まとめました。
1歳の誕生のお祝いのときにする選び取りの風習とは
1歳のお祝いでは
誕生餅でのお祝いをするときに
一緒に行われるもので
「選び取り」というものがあります。
どういったものかと言いますと、
簡単に言うと「占い」です。
子供の将来の職業や
どんな才能があるのかを占うものです。
親としては興味津々ですね。
当たるも八掛、当たらぬも八掛・・・・
歴史は古く、
戦国時代からあったと言われています。
一つのエピソードを紹介しますと、
江戸時代初期に狩野探幽という画家がいたのですが
父親は画家、母親は武将の娘でした。
その探幽が選び取りをしたときに
絵筆を選んだので絵描きにすると決めた、
という話が残っています。
もし、絵筆を選ばなかったら
歴史も変わっていたかもしれないんですよね。
この風習ですが
とても地域差のあるもので
こういった風習がない地域も
多くあります。
親も楽しみながら
してみるのもいいですね。
我が家は私の実家のほうではしていたのですが
主人の実家のほうではしていなかったので
子供にはしました。
意外と親や周りのほうが盛り上がっていました(笑)
こうやって子供の未来に
みんなで楽しみながら
思いをはせるのもいいですよね^^
1歳の誕生日の選び取りのやり方
選び取りのやり方ですが
赤ちゃんから少し離れた場所に
いくつかの品物や品物の絵の描かれたカードを置きます。
一般的には
品物を置くことがほとんどです。
そして、赤ちゃんが一番始めに手にしたもので
その子の将来の職業や才能を
占います。
置く品物は各家庭や地域によってさまざまで
必ずこれでないといけない!
というものはありません。
何を置こうか迷ったら、
地域の人や
親や親戚に相談をしてみるといいでしょう。
また、おうちにある品物や
パパの職業に関連したものを置いてみるのも
楽しいですよ。
他にも現代風にアレンジをしてみて、
現代にある職業を想像するような品物を
置いてみるのもいいですね。
それから、
昔であれば、狩野探幽が手に取ったような絵筆も
現代ではクレヨンや色鉛筆などでもいいですし、
置くものと、その意味を考えながら
準備していきましょう。
1歳の誕生日で選び取りをするときの品物の種類
選び取りで用意する品物は
各家庭によってさまざまですし、
地域によってもいろいろある、
とはいえ、
初めてであれば特に
どんなものがあるのか、
わからなかったり、
想像もつかないと思いますので
意味も含めて
いくつか紹介をしていきます。
多く用いられてきたのは
筆、そろばん、お金です。
筆は
勉学に進む、芸術や物書きなどの才能、
そろばんは
商売上手、計算が得意、
お金は
将来お金に困らない、裕福になる、
といった意味を持つとされています。
他にも
おうちにあるものでは
お箸やスプーン、お米などは
食べるものに困らない、料理人、
定規は
几帳面、将来大きなおうちを立てる、
はさみは
手先が器用、衣装持ち、美容師やデザイナー、
辞書は
物知り、成績優秀
お財布は
お金に困らない
など言われています。
現代風だと
ボールは
スポーツ選手、運動神経抜群
マイクは
歌手、
楽器で
音楽の才能、
タブレットやスマホは
IT関係、
また
風船は
世界に羽ばたく、世界に通用する人になる、
聴診器や血圧計は
医療系、
などなど、
たくさんあります。
また、そろばんを電卓に、
筆をボールペンなどに変えてみるのもいいでしょう。
我が家の子供は
お金、ボールペンと
欲張りでした(笑)
誕生祝いの選び取りのまとめ
選び取りもひとつの行事ですが
楽しんで行ってみてください。
わたし自身経験をしてみて
とても楽しめましたし、
みんなが子供の将来、成長を
楽しみに思えることが出来る
充実した行事になりました。
何よりも
子供の小さな手には
たくさんの可能性がつかめるんだなぁと
実感することができました。
ぜひ、赤ちゃんも一緒に
選び取りを楽しんでくださいね^^