子供が幼稚園や保育園に入園をして
登園するとき、
いざ別れるぞ、というときに
泣く子供はめずらしくありません。
泣き方も
大号泣からしくしくはらはら泣きまで
様々ですが
親としては子供に泣かれると
何とも胸が苦しくなってしまいます。
小さいのに
こんなに泣いているのに入園させてよかったのか・・・
と悩んだり、
毎回泣かれたり
入園してしばらくして泣き出したりと
親の方がまいってしまいますね。
そこで今回は
子供が登園するのに泣くときの対応や
入園してしばらく経って泣き出すのはなぜか。
などを経験を交えながら
まとめました。
子供が登園するのに泣くとき
子供が登園をするのに泣くとき
単純に安心できる守られていた親元を離れるという
「離れてさみしい」で泣くのは
当たり前にあることで
イメージも出来ることと思います。
しかし、あまりに続くと
幼稚園や保育園が嫌なのかな、と
勘ぐってしまったりもしますね。
年少さんで入園したら三歳。
保育園ならばもっと小さいですね。
年中さんでも四歳です。
まだまだ小さいですし、
初めてママと離れて過ごすんです。
さみしくて当然。
慣れなくて当然です。
幼稚園、保育園に着いたら
ケロッとして遊びだす子が多いのですが
おトイレに行けばママを思い出し、
お弁当を見てはママを思い出し、
ちょっと時間が出来たり、
ふとした瞬間に家を思い出して泣きます。
入園したての四月は
だいたい年少さんは泣いています。
さらに週末、
特にゴールデンウィークなどのお休み明けには
おうちの良さをより感じて泣き・・・
まぁ一学期くらいは
波がありながらも泣き続けることは
多々あります。
夏休み明けはもちろん泣き、
二学期は行事が多いので徐々に慣れていきますが
一年間は波がありながらも泣くことはあります。
時には夜泣きなども出てきます。
うちの子はおねしょが復活しました。
本人もショックを受けていました。
でもそれは親が悪いことは全くなくて
もちろん子供が悪いこともありません。
泣くことは
子供ががんばって
新しい環境に慣れていくステップであり、
新しいチャレンジをしている証でもあります。
子供の頑張っていることを
信じてあげましょう。
永遠に続くように感じますが
ずっと続くことはありませんし、
必ずしも登園拒否になるわけではありません。
泣き続ける、夜泣きもひどい、
幼稚園を嫌がるからやめさせよう、ではなく、
幼稚園生活について先生に聞いてみたり、
実際に見に行ってみることをおすすめします。
案外園では楽しく遊んでいたりするんですよね。
そうして少しずつ慣れていく
ステップを進んでいきます。
登園で泣くのが入園してしばらく経ってからなのは
入園して間もない頃に
子供が泣き続けることは珍しくありませんが
入園してしばらく経って泣き出す子も
いるものです。
私の子供もそうでした。
うちは園バスだったのですが
最初の二週間くらいは
サラッと別れてバスに乗り込み、
ちょっと怪しいかな、と思う日が出てきだしたところで
ゴールデンウィークに突入しました。
お休み明けは
まず玄関からぐずぐずです。
同じバス停で泣いている子がいると特にですが
圧倒されて
自分がぐずるのを忘れると言いますか
「じゃ、わたしは乗ります」と
波に乗って別れるのですが
ようやくお母さんと別れて過ごす場所へ行くんだ、
ということがわかってくると
さみしさを感じるようになってきます。
そうすると泣く、ぐずるが始まるんですね。
必ずしも入園してすぐに泣くわけではなく
最初はわけもわからず登園して
徐々に状況を理解してきて
さみしさを感じて泣く、というステップもあります。
また、年長になっても
何か幼稚園や保育園で嫌なことなどがあったり、
時には家でぐずるような何かがあった時に
行くのを嫌がることも出てきます。
それはわたしたち大人であっても
毎日元気に出勤できるわけではなく、
気分が乗らない日もありますよね。
子供も同じです。
なので、年長さんになって急に
嫌がったり、ぐずったり、泣いたりするなんて・・!!
と慌てず、様子を見て子供と話してみることもいいですね。
ちなみにうちの子供が年長の時にぐずって大泣きしたときには
家でわたしに怒られたことがきっかけで
バスが来る時間に泣きやまなかったから
子供としては泣きながら乗るのは恥ずかしい、と
さらにバス前で大泣き・・・
結局落ち着いてから送っていきました。
親としては毎日笑顔で元気に通ってほしいと思うものですが
子供も同じ人間ですから
寒い日は動きも鈍くなりますし、
ちょっと気が乗らない日には
顔も暗くなってしまいます。
年少だと特にですが
さみしさはもちろんのこと
自分の気持ちをうまく言葉で伝えられなかったり、
元気に行きましょう、なんて言われていると
気が乗らないことが
いけない事のように感じてしまうこともあります。
そうすると「泣く」という
サインで現れることもあります。
親としてはそこに振り回されず、
じっくり子供の気持ちに向き合っていきたいですね。
登園で泣くときの対応
我が子が登園をするのに泣いていたら
休ませてしまおうかな・・・
と思いたくもなります。
しかし、ここで注意をしたいのが
休ませることはNGなことです。
無理やりにでも
幼稚園、保育園へ連れて行きましょう。
先ほどお話をしたように
子供は幼稚園や保育園では楽しく遊べる、
ただ離れるのはさみしい、という
葛藤を抱えながら登園します。
そこで「行かなくてもいい」という
楽な選択肢を選んでしまうと
慣れていくステップを進んでいけなくなります。
また、一緒に生活を過ごしていくことで
同じ歌を歌ったり、
一緒に遊んだり、
行事などを通して
お友達、幼稚園、保育園へと溶け込んでいきます。
そのチャンスを
逃してしまうことになるからです。
泣くから行くのを止めさせる、ではなく、
がんばっている子供を認めて、
信じてあげて、
帰ってきたら、いっぱいがんばっばったね、と
抱っこをして、頭を撫でて、
褒めてあげましょう。
うちの子供は
上の子が卒園をしたことで
年中の時に不安定になり、
登園の時に涙をこらえて行くようになりました。
帰ってきたら、たくさんほめて、
でも顔は沈んだまま。
「行かないといけないから行くよ」と
まるでお葬式のような雰囲気でした。
もちろん、お友達と遊んだという話も
聞くことはありません。
先生に聞くと、
お友達と遊んでいますよ、と言われますが
お迎えに行くと、
いつもひとりぽつんとしています。
おうちが好きな子ですし、
おうちで遊んでいるときには
楽しそうにしているので
休ませても・・・と気持ちも揺らぎました。
そんなことが続いた二学期のある日、
お給食を完食してきたので
すごいね!と言ったら、
それが本人にとっての自信のきっかけになり、
「今日も行ってくる!」とバスに乗るようになりました。
年長さんになると
自分が一番上の学年として
がんばっていこう!と
下の学年の子のお世話などを張り切ってするようになり、
卒園の時には3年保育の皆勤賞で表彰されました。
入園の時に泣き、
落ち着いたのは数日で
数週間経ってまた泣き、
そんなことを繰り返した年少。
年中では上の子との別れで
ひとり耐え、乗り越えていった一年。
年長でも大きくなったからこその
うまく伝えられない気持ちなどから
大爆発を起こした号泣事件もあり、
それを乗り越えての皆勤賞は
どんな賞よりも子供にとって価値のあるもので
幼稚園をがんばれたから、
小学校も大丈夫、という本人の自信になりました。
途中で休ませていたら得られなかった
貴重な経験です。
泣いていても
長い目で見て、
子供を信じて登園させていけるといいですね。
登園の時に泣く子供についてのまとめ
子供が泣くことは
親としてもうれしいものではなく、
親自身もツラい上に
続いていくと
精神的にもまいっていってしまいます。
そのときの楽な一時しのぎではなく、
長い目で見て
子供にとっての成長のステップを
見守っていきたいですね。