娘が産まれて、
桃のお節句の時には
用意をしたひな人形を飾って
ひな祭りを楽しみに待つことでしょう。
娘が大きくなってくると
一緒にひな人形を飾ることも
季節の風物詩として
楽しめますね。
さて、そんなひな人形。
いったいいつ頃から飾るのでしょうか?
また、いつ頃に仕舞うものでしょうか?
よく、早くに片付けないと
お嫁に行くのも遅くなる、
なんて言うことも耳にしますもんね。
それから、娘がいくつになるまで
ひな人形は飾り続けるものなのでしょうか?
まとめました。
ここで確認をして、
娘さんと楽しい桃のお節句を
迎えられるようにしていきましょう。
ひな人形を飾るのはいつから?
ひな人形は
一般的に立春を過ぎたら飾ってもよい、と言われています。
雨水(うすい:立春の次の節気)に飾ると
良縁に恵まれる、とも言われています。
節気は季節の区分で
毎年少しずつずれはありますが
雨水はおおよそ2月19日ごろです。
寒さのピークも過ぎ、
雪から雨に変わり、
雪も解け始めるころ、とされています。
ひな祭り間際ではなく、
2週間ほど余裕のあるこの時期に飾ると
ちょうどいいでしょう。
育児は慌ただしいですし、
気が付いたら一週間経っていた、
などザラですが、
時間がなくとも
前日に出す「一夜飾り」は
縁起が悪いとされているので
避けるようにしましょうね。
初節句の場合には
お披露目も兼ねて
早めに飾るおうちも多いです。
早いところですと、
松の内の明ける1月7日以降に飾ることもあります。
それから
縁起を担いで大安に出す、
ということを目安にする人も
多いです。
我が家では
2月の早いうちの大安に出すようにしています。
ここで気を付けたいのが
たとえ大安であっても、
湿気の多い日には飾らない事です。
これはお人形の面からも
湿気は大敵だからです。
我が家では
よく乾燥した晴れた日の昼間に飾っています。
地域によって、
ひな祭りの行事も違いがあるので
近くの人形屋さんなどに
いい日取りを聞いてみることも
いいですね。
ひな人形を飾るのはいつまで?
ひな祭りが終わり、
片づけ・・・・
となると、
頭をよぎるのが
「早く片付けないと、お嫁に行き遅れる」
ということですね。
そこばかりに頭が行ってしまって、
お雛祭りをお祝いしたら
3月3日の夜中でも
せっせこ片づける・・・・
なんてことをしてしまっては
大変です。
毎年続くことなのに
ひな祭りを楽しむどころか
緊張感満載の行事になってしまいますね。
なぜこのようなことを言われているかは
諸説ありますが、
お雛様が災いを代わりに受けてくれるもの、
という考えから、
災いを受けたものはそばにおいておかないほうがいい、
と考えられた説や
しつけの面から
片づけは先延ばしにしない、という考えられた説、
早く片付く=早くお嫁に行く、
と考えられた説などあります。
もともと、ひな祭りの行事自体、
地域によって様々です。
月遅れの4月3日にする地域もありますし、
本来のお節句は
3月2日の宵の節句、
3月3日の本節句、
3月4日の送り節句であったと言われています。
なので厳密に伝統に則るのであれば
片づけるのは3月5日以降、
ということですね。
ただ、ひな人形という
お人形の面からみて、
湿気の多い日や夜間、朝方に片付けることは
いただけません。
お人形は湿気が大敵だからです。
よく晴れた、乾燥した日に
正午を挟んで
数時間陰干しをし、
ほこりや指紋をよく落としてから片づけると
カビやシミ、虫食いのリスクが減ります。
また、すぐにはお片付けができない、
という場合には
地域によってはひな人形を後ろ向きにして、
箱に入るまでの間を
眠っていただく、ということをするところもあります。
ひな人形を飾るのは何歳まで?
娘が生まれると
毎年せっせと出すお雛様。
子供の成長を願い、
お節句にお祝いをして・・・
それが、子供が成長をしていく中で
ふと思うときが来るかもしれません。
「いつまで、何歳までお雛様は飾るんだろう?」
もともとお雛様は
災いを肩代わりしてくれるもの、
また、内裏様のような男性との良縁に恵まれますように、
という願いを込めて飾られます。
ひな人形の形も
婚礼の様子を表していますし、
娘の結婚になぞらえていると言えます。
なので
結婚をするまで飾る、
ということが正しい形となります。
ぜひ、娘さんが結婚をされるまで
ひな人形を飾ってあげてください。
わたし自身、娘の立場で
毎年時期が来るとお雛様が飾ってあって
「今年も出してくれたんだ~」
とうれしくなっていました。
こういった気持ちがあったからこそ、
今も娘にしていきたいと思いますし、
こうやって受け継がれていくものなのかなぁと
感じます。
ちなみに実家では
妹がまだ結婚していないこともあり、
お雛様が飾られるのですが
母は昔を思い出しながら飾るそうで
それもまたひとつの形なのかもしれません。
ひな人形を飾る時期についてのまとめ
ひな人形はひな祭りに飾られますが
行事についても地域によって様々です。
間違い、正しいは
各家庭の考えも大きいところですが
大切にいただいたおひなさまを
長く大事に飾っていきたいですね。
時期やお天気を考え、
ひな人形を出し、
娘とともに
楽しくひな祭りをお祝いしていきたいですね^^