小学校に入ると
宿題が出るようになりますね。
宿題は
一年生の始めのうちは
ひらがなや数字のプリントがほとんどなので
そんなに内容は大変ではありませんが
学校から帰ってきて
また勉強をする、
宿題をする、ということは
なかなか難しく、
遊んでしまったり、
休憩してしまって、
しない、または後回しにしてしまう、
なんてこともあります。
このように宿題をしない子供へ
親が出来る対応について
まとめました。
子供が宿題をしないとイライラするのはなぜか
子供が宿題をしないと
イライラしますよね。
「宿題やりなさい!」
「宿題終わったの?!」
「いつになったらやるの!!」
なんて怒るのも
日常茶飯事になっていないでしょうか。
親としては
帰ってきたら
すっと宿題をし、
次の日の準備まで出来るようになってもらいたいものです。
そこで大事なのは
「宿題をやらせないといけない」が
目的にならない事です。
なぜ宿題をする必要があるのか、
誰がする宿題なのか。
結局「子供自身のため」のものなのです。
極論を言うと
宿題をやらなくても
親は困らないのです。
宿題をやらせてください、と
学校から連絡があることもあるかもしれません。
そうすると
「宿題をやらせないと」と意識が向きがちですが
宿題は家庭学習です。
家庭学習を習慣づけるためのものなので
宿題をしないことは
子供が家庭学習の習慣がつかなくなる、
高学年になっていくと学力の差が出てくる、
ということを覚悟しないといけません。
子供の宿題を後回しにしないための二つのポイント
子供からしたら
重いランドセルを抱えて登下校し、
学校で気も張って勉強をし、
やっと帰ってきたら宿題。
やはり疲れますし、
遊びの約束なんかしてきた日には
もうそっちに意識が行ってしまって
宿題どころではありません。
嫌なことは後回しにしたくなるものですもんね、
大人だってそうです。
それを子供にだけ求めるのは
ちょっと違うことでしょう。
ただ、このままずっと
嫌なことは後回し、
楽な方へ流れる、が
当たり前になってしまうのは困りものです。
そこで、
宿題など必要なことを先延ばしせずに
していくための二つのポイントを
抑えておきましょう。
①約束は守る
たとえば
○時になったら宿題をしよう、と
決めて約束をしたとします。
その時間になったら
子供が見たいテレビ番組があってもテレビはつけません。
と、ここまでは出来る、
もしくはしているかもしれません。
しかし、
ここで親が見たい番組を付けることはしません。
子供が我慢をしているときに
まず親が我慢をしている姿を見せるということは
子供にとって一番わかりやすいモデルとなります。
約束と守る、というあいまいなことを
親を通して見て学ぶのです。
②親が見る
宿題は子供に出されたもので
子供自身がやるものです。
ただ、先ほどお話をしたように
疲れて帰ってきますし、
遊びやおやつ、など誘惑も多いです。
そしてもうひとつ、
わからないときに、わからないままなのは
おもしろくないんです。
そうすると「やりたくなくなる」んですね。
そうすると、より後回しにしてしまったり、
「もうやった」とか嘘をつくようになったりするんです。
これを防ぐには
親が見てあげて、わからないところは教えていく、
そして出来たら褒める、ということで
防ぐことが出来ます。
褒めるのが苦手な人は
「あってるよ」とか「出来たね」という
事実を伝えるだけで十分です。
それだけで子供にはポジティブな印象が残り、
勉強、つまり宿題について嫌なイメージがなくなります。
子供の宿題で親が出来ること
子供の宿題は
子供がする家庭学習です。
家庭学習の習慣をつけるために出される宿題ですから
親が代わりすることは
もちろん出来ません。
ただし、宿題をする、
家庭学習をする習慣をつけていくために
親が出来ることはあります。
それは「見てあげる」ことです。
宿題自体ではなく、
その子自身を、です。
帰ってきたら
「プリントは?宿題は?」と確認をして、
宿題、時間割も最後には確認をする。
成長は人それぞれですし、
中学年、三年生くらいになったら
宿題も時間割も自分で出来るだろう、と
思いがちですが
もう三年生、でもまだ三年生でもあるんです。
サボらずに
しっかり確認をしましょう。
これは一年生であっても、
三年生であっても、五年生、六年生になっても
出来るようになるまで続けていきましょう。
ランドセルを開けることに
抵抗も出てくる年齢にもなっていくでしょうが
一言「開けるよ」とか
「確認するよ」と言うようにして
意識付けをしていきます。
大人でも忘れていた、とかは
あることですから
子供ならばなおさらですもんね。
焦らず、一歩一歩進めていきましょう。
また、宿題の内容は
付きっきりで一緒にすることも
時間が許せばいいでしょうが
働いていたり、
下の子がいて時間を取るのが難しい場合には
出来たあとで確認をして
間違いを解説して訂正していく方法がおすすめです。
そのときに宿題をお友達としたら
写したり、お友達がやる、ということも
小学生あるあるですので
確認をするときに
「自分でした?」とか「ここはどうやって解いた?」とか
漢字ですと
書き順を確認したりしてみるといいです。
疑ってかかることはしたくはないところですが
たまにあるんですよね–;
うちの息子は
「お友達が宿題のプリントをやった」と
報告してきたので
消してもう一度しました。
そのときに本人にも話したのですが
「宿題はお友達のためのものではなくて、
あなた自身のためのもの。
先生があなたに出したものだから
あなたがやらないと意味がない」と言うことと
「お友達がやって、あなたがやらなかったら
その分、お友達がたくさんお勉強をしたから
差がつくんだよ」ということを
伝えることは大切です。
宿題は
子供自身のためものである、ということを
親がしっかり理解をして見ていくようにしましょう。
子供が宿題をしないときの対応のまとめ
子供が宿題をしないのは
本当にイライラして
労力も使うのですが
子供の成長に合わせて
サボらずにしっかりとみていきましょう。