結婚をすると
親戚づきあいもしていくことが増えます。
その中でも
贈り物関係などのマナーには
特に気を遣うことと思います。
お中元やお歳暮などの贈り物は
独身のときには
そこまで気を遣ってしてこなかったかもしれませんが
結婚をしたら
その家庭の一員として
自分がいろいろしていかないといけませんよね。
しかし、案外知らないお中元などのマナー。
そこで今回は
お中元を贈る意味、
誰に贈るものなのか、
いつ頃に贈るものなのかという時期について
まとめました。
お中元を贈る意味
お中元は
日ごろお世話になっている人へ
感謝の気持ちを伝え、
健康を願う気持ちを伝えるために
贈り物をする風習です。
この贈り物は
「いつもありがとうございます」と
「健康で暑い夏を乗り切ってください」という
気持ちが込められています。
お中元にしてもお歳暮にしても
意味合いとしては同じです。
違いとしては贈られる時期で
お中元は一年の真ん中頃に贈られ、
お歳暮は一年の締めくくりに贈られるものです。
なのでお中元よりもお歳暮のほうが
より多くの人が贈ることが多いようです。
いずれにしても
気持ちを贈るもので
お中元は
ジュースやそうめん、フルーツやゼリーなど
暑い夏に喜ばれるものを贈られることが多いです。
お中元は誰に贈るか
結婚すると
付き合いの範囲は
配偶者・・・
つまり夫の親戚にまで広がります。
単純に考えても
父母が二人ずつになるわけです。
そうすると
親戚づきあいなども
より気を遣いますよね。
贈り物関係は特に
まだまだ女性、嫁の采配が大きなところです。
お中元は日頃の感謝や健康を願い贈るものと
先ほどお話をしましたが
ではそれは「誰」に贈るのでしょうか。
正直言って、
生きていくうえでお世話になっている人、
感謝を感じる相手は
広げればとんでもない範囲になり、
とてつもない数の人に贈ることになります。
親戚でも付き合いのある親戚、
会社関係、子どもの習い事関係などに
贈ることが多いとされています。
ただ、今は贈答禁止の会社も多く、
習い事も個人でやっている先生などに贈る場合があるようですが
親戚関係が多いようです。
親戚関係は結婚をすると気を遣いますが
両親、義両親へ贈るときには
それぞれの家庭の価値観もあるので悩むところです。
とりあえず贈っておけば角も立たないだろう、と
贈ると
「他人行儀だ」とか「そんなかしこまったことはやめよう」と言われてしまったり、
逆に今まで贈る習慣もなかったし、と贈らないでいると
「なんで贈ってこないのか」「マナーがなってない」など
トラブルの種にもなります。
そこでまずは
夫婦でどうしていくかを相談して決めましょう。
そのうえで自分の実両親、自分の実の親戚関係は
それぞれが矢面に立っていくと
スムーズです。
お中元は感謝を伝えるものなので
一度贈ると途中でやめることの方が失礼になりますので
きちんと話し合って
誰に贈っていくかを決めていきましょう。
無理のない範囲で
贈り続けて行けるようにしていきたいですね。
お中元を贈る時期
お中元を贈る意味を知り、
誰に贈るかを夫とも話し合い決めたら
あとは「いつ」贈るか、ですね。
お中元、お歳暮は
おおまかに一年の真ん中、一年の終わりと
時期は決まっていますが
具体的にいつ頃に贈るものなのでしょうか。
贈る時期なのですが
地域によって差があります。
関東方面は
6月下旬から7月15日まで、
関西方面は
7月上旬から8月15日まで、とされています。
これは
昔は親戚や隣近所仏様へのお供えとして贈られていたことに由来していて
「盆礼」「盆供」と呼ぶところもあるようで
お盆の時期が違うこともあるようです。
今では
二つの地域の贈られる時期の重なる
7月上旬から7月15日までに
贈ることが一般的になってきています。
そして7月中旬、関西では8月中旬を過ぎてしまった場合には
立秋(8月7日ごろ)までは暑中見舞い、
それを過ぎたら残暑見舞いとして
贈るようになります。
お中元を贈る意味や誰に贈るか、時期についてのまとめ
お中元はお歳暮に比べて
贈る習慣が少ないようですが
誰に贈るかも含めて
夫婦で話し合っていく行事の一つでもありますので
きちんと意味を知り、
無理なく気持ちよく感謝の気持ちを伝えていけるといいですよね。