お正月には
門松、しめ縄など
お飾りをして
神様を迎える準備をしますが
鏡餅もその一つですね。
ただ、門松は玄関、
しめ縄も家の入口、と
飾る場所はイメージできるかと思いますが
鏡餅はどこへ飾っているでしょうか?
神棚などのないおうちも
現代では増えていますし、
マンションでは和室のないタイプの家も
数多くあります。
また、年末年始で家を空ける場合には
鏡餅などのお飾りは
どうしたらいいのでしょうか?
まとめました。
鏡餅の飾り方としてのいい場所?
鏡餅は
お正月に各家にやってくる神様にお供えをするものです。
そして神様が家にいる間の
依り代(居場所)となると言われています。
そして、帰られて、
鏡開きをして
その神様の力の宿ったお餅をいただくことで
神様の力を分けていただき、
その年一年の健康や幸運を願うものです。
なので、神様をお迎えし、
依り代となるものなので
お供えをする場所としては
神様のいる場所、
つまり「床の間」」「神棚」が一般的ですね。
ただし、今は我が家もそうですが
神棚のないおうちも増えていますし、
床の間もありません。
和室のないタイプのおうちも
マンションでは特に
増えてきていますね。
そうすると、
鏡餅を飾る場所に
困ってしまいます。
しかし、大丈夫です。
鏡餅は
神様へのお供え物として、
神様がいらっしゃる依り代になるものとして
飾ります。
一年の健康や幸運をもたらしてくださる神様が
来ていただきたい場所に
飾ることで
元気で縁起のいい年としていきましょう。
鏡餅の飾り方ではどこがいい?
では、鏡餅を具体的にはどこに飾るといいのでしょうか?
神様に来ていただきたい場所に飾る、
ということをお話ししましたが
具体的には
「暮らしの中で大切にしている場所」に
飾ることをお勧めします。
みんなの集まるダイニングやリビング。
玄関にキッチン、トイレや寝室なども
飾ってもいいんです。
そう、鏡餅は一つとは限らず
複数飾ってもいいのです。
玄関から神様はいらっしゃるので
お出迎えをする大切な場所に
鏡餅をお供えし、
リビングや
もちろんあれば、床の間や神棚にも
鏡餅をお供えします。
台所には
火の神様、竈神、荒神(かまどがみ、こうじん)という
神様がいらっしゃるといわれています。
洗面所やキッチンの水回りには
水の神様、水神(すいじん)という神様が、
トイレには
厠の神様、女性のお産などを守る
厠神(かわやがみ)という神様が、
寝室には
寝る部屋の神様、夫婦を守る
納戸神(なんどがみ)という神様が
いらっしゃるといわれています。
以前流行った
「トイレの神様」も
おばあちゃんが言っていたこと、として歌詞にありましたが
先人の人たちはきちんと意味を理解して
それぞれの神様を大切にしていたのですね。
地域や各家庭で考え方やお作法などの
違いはありますが
暮らしの中で大切にしているところへ
鏡餅をお供えしましょう。
鏡餅の飾り方として帰省する場合にはどうする?
たとえ、おうちに床の間や神棚などが無くとも
暮らしの大切にしている場所に
鏡餅をお供えし、
神様にいらっしゃっていただきましょう、
というところまでお話をしました。
お正月へ向けた準備として
これで大丈夫!
心配もなく安心をして
鏡餅を飾ることが出来る!!
と思った時に、
お正月・・お正月・・・お正月・・・・
あ!!!
帰省をするから
自宅にいない!!!
なんて人、
多いのではないでしょうか?
神様をお出迎えするのに
家を空けることが失礼にはならないのだろうか・・・?
鏡餅の意味も飾り方もバッチリだったのに、
最後の最後でこんな・・・・
と、テンションもダダ下がりになってしまいがちですが
結論から言いますと、
家を空けていても大丈夫です。
神様は各家庭にいらしてくださって、
普段の生活をしている家を守ってくださることでしょう。
考えたら、
分家になっている人やお嫁に行った人は
お正月に親元へ挨拶などに行くわけですし、
その距離が遠ければ、
それだけ家を空ける期間も長くなります。
じゃぁ、そのおうちには神様はいらっしゃらないのかというと
そういうわけではないでしょう。
きちんとお飾りをして、
神様を迎える準備を整えて、
帰省をするようにしましょう。
鏡餅の飾りつけの仕方については
こちらでくわしく紹介しています。
⇒お正月の鏡餅を出す時期。いつまで飾っておく?鏡開きについて紹介。
鏡餅を飾る場所についてのまとめ
鏡餅を飾る場所は
住宅の形態が時代の移り変わりによって変化をしてきているので
戸惑うこともありますが
神様は暮らしの中で様々な形、場所にいらっしゃることを考えると
形は違えど、
大切にしてきた空間があることに変わりはないので
気持ちよく新年を迎えるためにも
鏡餅を大切な場所へお供えしましょう^^