お歳暮のシーズンになると
年末なこともあって
いろいろと入用ですね。
1年の終わりの時期に
これまでの付き合いなどに関しても
振り返り、
今後の付き合いも含めて考えていくのに
いい時期でもあります。
毎年いただいていたお歳暮だけれども
もう付き合いも遠くなり、
いただくことも少し負担・・・・
そんなときに
角が立たないように断るには
どうしたらいいのでしょうか?
そもそもお歳暮を断るなんてしてもいいのか?
そんな悩みを
ここで解決して
トラブルなく付き合いを整理していきましょう。
お歳暮をお断りするのはマナー違反?
よく勘違いをされがちなのが
お歳暮は慶事ではない、ということです。
歳末セールなどの文言とともに
「お歳暮」という言葉を
12月前後によく街中で見かけるので
どうしても晴れがましさがありますが
祝い事ではありません。
日頃感謝をしている人へ
感謝の気持ちを伝えるために贈り物をする、という習慣です。
つまり、「おめでとう」ではなく、
「ありがとう」を伝えるものなんですね。
なので、
「ありがとう」なんて言ってくれるな、
ということは失礼な話です。
これは喪中だからお歳暮を断るのは
おかしな話、というのと同じことです。
基本的にお歳暮は贈り続けるものですし、
途中でやめることは
「感謝をしなくなった」というようなことです。
なので、贈り物が届くうちは
相手は感謝の気持ちを贈っていることになるのです。
このように、お歳暮は気持ちを贈るものなので
贈られたら受け取ることがマナーです。
お歳暮を今後はお断りするには
そうは言っても
長い付き合いになってくると
疎遠になっていく関係もあるでしょう。
お歳暮は嫁いだ人や分家になった人が
お正月に親元に帰るときお供え物を持って帰ったことが
はじまりとされています。
つまり、本来は身内の習慣なんです。
繫栄していく中で
疎遠になっていくことは
仕方のない部分もありますし、
現代では仕事でお世話になった人や
習い事の先生など、
その範囲も広がってきています。
そうすると、
仕事を退職したり、
部署が変わって疎遠になることもあるでしょうし、
生徒さんが習い事を辞めたりしたら
もちろん関わりはなくなってしまいますね。
そうしたときに
角の立たないようにお断りを伝えるには
贈り物と同程度か、それ以上の値段のものを贈り返すことで
「お歳暮を断っている」と伝えることになります。
お歳暮は感謝の気持ちを伝えるものなので
「贈り合う」ものではありません。
さらに、マナーとして
電話や手紙でお礼を伝えるものですが
こうすることで、「もうやめましょう」とはっきりと伝えるよりも
スマートに伝えられます。
お歳暮をお断りするときのお礼状
お歳暮をお断りするときには
贈られてきたものと同程度か、
それ以上の値段のものを贈り返すことで
「お歳暮を断っている」と伝えることができます。
そこにさらにお礼状として
「今後はお気遣いされませんようお願い申し上げます」
といったお手紙を添えることで
しっかりと「お断り」をすることになります。
今まで受け取っていた感謝の気持ちを受け取ることをお断りするのですから、
失礼のないように
ありがたい気持ちを受け取りつつの
「お気遣いはされませんよう・・・」とすることで
今までのお付き合いに感謝を伝え、
お断りをすることができます。
まとめ
感謝の気持ちを贈ってきてくれているのを
断ることは
もちろん気が引けますが・・・・
付き合いが遠くなったりすると
受け取っていくことにも
負担が出てきてしまいますね。
失礼のないように
後腐れなくお断りをして
トラブルなくいきたいですね。