七夕が近づくと
スーパーなどでも笹の葉が飾られていたり、
短冊を書こうコーナーが出来ていて
「あぁ、もうそんな季節かぁ」
なんて思いますね。
そこで子供に
「七夕ってなぁに?」と聞かれたら
どう説明をしますか?
今回は子供に七夕をわかりやすく説明したり、
七夕飾りについてや
当日に何をするかを
まとめました。
七夕の説明を子供にしてみよう
季節の行事は
なんだかんだでよくわからないけれど、
なんとなくで行ってきているものが
意外と多いですね。
節分にしても
ざっくりと「鬼に豆をぶつけて悪いものを遠ざけて(鬼は外)
いいことにきてもらう(福は内)」
はわかっていて豆まきをしたりしますね。
⇒節分に子供に豆まきについて説明するとき。なぜするのか?豆について解説
⇒節分について子供に説明する方法。恵方巻きや節分の飾りについても紹介。
そうした行事を
子供にわかりやすく簡単に説明出来たら
子供も行事の行われている意味を知って
行事に参加できますね。
こうした伝統行事は
意味も一緒に伝えていきたいものです。
さて、今回の七夕ですが
まず一年には五節句という五つの節句があります。
一月一日:人日(じんじつ)
三月三日:上巳(じょうみ)
五月五日:端午(たんご)
九月九日:重陽(ちょうよう)
そして七月七日の七夕です。
ちなみにそれぞれにお節句にちなんだ植物があり、
人日は七草、
上巳は桃、
端午は菖蒲、
重陽は菊、
そして七夕は竹です。
竹は生長が早く強靭で、古来より神聖なものとされていました。
さらに中が空洞でそこに神様の力が宿るとされていて、
神様や祖霊が訪れる際の目印として建てられるようになりました。
もともとあった「棚機女(たなばたつめ)」という祖霊(ご先祖様などの霊)を迎えるために
機織りをする儀式があって
旧暦の七月七日はお盆の時期で、お盆と結びつき
川や海と言った祖霊が訪れるところのそばに、
目印の竹を立てて、棚にお供えをし、機織りをしていました。
そこに中国のいわゆる織姫、彦星の天の川の伝説と
お裁縫が上達しますように、と祈願をした儀式の乞巧奠(きこうでん)
この三つが合わさって
今の七夕という行事につながっているのです。
子供に説明をするときには
やはり織姫と彦星のお話と
笹の葉に短冊を飾ることが大きなポイントとなります。
働き者の織姫と彦星は
結婚をしたら遊んでばかりで働かなくなったから
神様は天の川向かいに引き離してしまったの。
お仕事をがんばったら、一年に一回七月七日に会えることになって
心を入れ替えてお仕事を頑張るようになったんだよ。
竹は神様やご先祖様が来る時の目印で
神様の力が中に入るんだよ。
上手になりたいものを書いておくと
神様が見て叶えてくれるよ。
このように説明をすると
子供にもわかりやすく簡単に由来を説明できますね。
七夕の飾りにはどんな由来があるの?
七夕にはお飾りをしますが
それにはどんな意味があるのでしょうか。
うちの子供は
幼稚園でちょうちんを作ってきて
「ねぇ、なんで七夕にちょうちんを作るの?」と聞かれて
慌てて調べました。
他にも、あみ飾りやひし形の飾りをつなげたものや
スイカなどの野菜などを模した飾り、
ちょうちんなども作りますね。
これらは地域によっても差はありますが
きちんと意味があって飾るんです。
まず笹の葉ですが
これは先ほどもお話をしたように
竹は七夕の植物で
神様やご先祖様が訪れるときの目印になり、
その力が宿るといわれています。
あみ飾り・・・漁で使う網を模したもので大漁を願う飾り
ひし形のつなぎ・・・裁縫が上手になりますようにと願う飾り
吹流し・・・糸を表し、お裁縫が上達しますようにと願う飾り
ちょうちん・・・心を明るく照らしてくれるもの
野菜・・・お供え・・・と言いたいのですが
習い事が上達をするように、です。
野菜は
その昔、宮中で野菜や果物をお供えして
詩などを楽しんでいて
そこから芸事の上達を願う飾りとなったのです。
他にも
天の川を表したり、星を飾ったりもします。
織姫と彦星の天の川伝説を表した
お飾りですね。
こうして七夕の飾りを準備して
七夕当日を迎えることになります。
七夕の当日には何をする?
子供に七夕という行事を説明して、
飾りも用意出来たら
あとは当日を迎えるだけです。
しかし・・・・
いざ当日には何をしたらいいのか・・・・
困ること、ありませんか?
節分みたいに
豆まきをすることもありませんもんね。
七夕は地域によっては
ハロウィンみたいにお菓子をもらえるイベントになっていたりもするのですが
多くは前日までや当日に短冊を書き、
夜に夜空を見上げて、
織姫と彦星が無事に会えたかなぁとか想いをはせながら
おそうめんを食べる、ことが多いです。
ちなみに
人日の節句の七草粥、
桃の節句のちらし寿司やハマグリのお吸い物、菱餅にひなあられ、
端午の節句のちまきや柏餅のように
七夕はそうめんが食べられています。
子供に説明しよう七夕の由来や飾りのまとめ
七夕は意外と由来がよくわかっていなかったり、
飾りも意味も分からず飾ったり、
願い事も
「○○が手に入りますように」とか
「○○になれますように」とか
七夕のお願い事とは違ったものをしていたかもしれませんね。
子供も一緒に七夕への理解を深め、
お願い事をして
楽しい七夕を過ごしていきたいですね。