小学生の夏休みと言えば
プールに遊びに
朝顔!宿題!どうしよう!
ってやつですね。
親としても
特に宿題は頭を悩ませる宿題が
山盛りですね。
最近では
調べる学習なるものまで出てきました。
そこで今回は
小学生の調べる学習について
まとめました。
小学生の調べ学習のテーマの選び方
そもそも調べ学習とは
何かを知っていますか?
わたしの子供の頃にはなかったので
(年代がバレるのか・・?)
夏休みのプリントで子供がもらってきたときには
「なんのことじゃ?」と思ったものです。
しかし、わかれば簡単。
自由研究の中でも
特にテーマに沿って調べて、
結果をまとめる学習と思えばいいでしょう。
調べるだけでなく、
そこから考えられることをまとめるので
より難しくなるものです。
ようは
調べるものを決めて、
本やインターネット、
実験や観察、インタビューや見学などを通して調べて、
自分の考えをまとめる、という学習のことですね。
なので調べるもの、課題をするものは
「子供本人が興味のあるもの」を選ぶことを
おすすめします。
子供が虫が苦手なのに
夏らしいから、と
バッタの観察日記、なんて選んでも
興味を持てないし、
「どうなんだろう?」という疑問も持ちにくいですし、
なにより調べていて楽しくないので
考えも広がりません。
同じように
たとえば旅行に行くから
旅行先の名所について調べさせよう、とか
地域の体験学習みたいなもので
水処理場の見学があるから
参加させて、それを調べる学習にしよう、とか
きっかけとしてはいいかもしれませんが
そこに子供の興味、「知りたい」「なんで?」がなければ
調べ学習は進みません。
なぜならば、
まとめるときには「自分の考え」が必要になるからです。
興味が持てないものは
そのものに対しても
自分の考えが出てきませんし、
何とか出そうとしても浮かんできません。
なので、
先ほどの例でいうと、
旅行に行く前に
「こんなところに行くよ」と事前に教えておいたり、
行く場所の番組などをテレビでやっていたら見せてみたり、
「こういう場所なんだよ」と興味を持たせておくこともいいですね。
体験学習は
そこだけの切り取りで学習をしても
興味は沸きにくいのですが
自分の生活とリンクして考えると興味を持ちやすいです。
水処理場は
普段の生活で出た水が
家からどのようにして処理をされているかを
見られる場所があるんだよ、とか
見学をしに行くときに
子供が少しでも興味を持って見学を出来るように
働きかけてあげることは大切です。
他にも旅行記であれば
乗り物に興味のある子は
旅行でも特に乗り物にスポットを当ててまとめることもいいですね。
⇒小学生の自由研究は旅行を活かそう。旅行記と簡単なまとめ方。
そうして調べ学習は
「子供が興味のあるもの」を選ぶようにしましょう。
小学生の調べ学習のやり方
テーマを決めたら
あとは進めていくのみ、です。
調べ学習は
テーマは何であれ、進め方は同じです。
①テーマを決める
上でお話をしたように
興味のあるものを選ぶようにします。
具体的な決め方はこちらでお話をしています。
うちの子供の例ですが
乗り物が好きで
一、二年生の低学年では
旅行に行くときに乗った乗り物について調べました。
三年生、中学年になったころからは
より深く疑問に思ったことを
まとめて行くようにできるといいですね。
「ベビーカーがある場合の旅行」について、
同じようにパンフレットなどで調べたり、
駅員さんに聞いたりしました。
下に兄弟がいて
ベビーカーを使う機会があったので
乗り物でも特にロープウェイに乗るときに
ベビーカーでは乗れるかな?
どうしたらいいのかな?と
疑問に思ったそうです。
毎年新しいものにチャレンジするだけでなく、
学年によって調べる学習を深めていくのは
ネタにも困りませんし、
学習段階的にも
段階を追いやすいのでおすすめです。
②調べる方法を決める。
図書館など本で調べる方法、
インターネットを使う方法、
インタビューをする方法、
実験をする方法、
観察をする方法、
作ってみる方法
たくさんありますが
選んだテーマに沿って調べていきます。
たとえば
うちの子供は乗り物、特に電車が好きで
旅行で乗る電車について調べたい、と
一年生の時に思い、調べることにしました。
そして旅行に行ったときには
パンフレットをもらってきたり(本など資料で調べる)、
駅員さんに話を聞いたり(インタビュー)しました。
このように調べる方法は
組み合わせることで
調べる幅も広がりますね。
③調べたことを残す。
調べる方法を決め、
その方法に沿って調べたら
調べたこと、結果を残します。
実験であれば、
その過程を残します。
調べるときに
どう感じたのか、どう考えたのかを
残しておきましょう。
次のまとめるときに必要になります。
④まとめる。
調べたこと、わかったことを
そのまま書くだけでは
「調べる」だけで
「学習」までいっていません。
調べてわかったことから
自分が考えたこと、これが重要です。
気が付いたこと、
実験などであれば大変だったところ、
工夫したところなどもまとめるといいですね。
小学生の調べ学習のまとめ方
まとめることは
先ほどお話をした通りです。
では、そのまとめ方を
お話していきます。
まとめるのは
一年生、二年生では
模造紙にまとめるとわかりやすいですね。
まとめ方は
①テーマ
調べ学習のテーマを書きます。
②テーマを選んだ理由
なぜ、そのテーマを選んだのかを書きます。
きっかけは子供の素直な気持ちを書くようにしましょう。
②調べる方法
どのような方法で調べていったかを書きます。
③わかったこと、結果
調べた結果わかったこと、
実験の結果を書きます。
絵や写真があるとわかりやすいですね。
④まとめ
わかったこと、実験の結果などを受けて
自分がどう感じたか、どう考えたかを書きます。
ここが調べ学習の肝ですから
しっかりと書きましょう。
正解はありません。
子供自身が感じたことを素直に書きます。
⑤参考資料
本など参考にしたものの書いた人や本の名前、出版社、発行年を書きます。
パンフレットの場合は、どこのパンフレットか、
インターネットの場合には
サイトの名前、アドレス、検索をした日を書くようにします。
小学生の調べ学習のまとめ
小学生の宿題で最近は出てくる調べ学習は
低学年では、
知りたい情報を調べる、という段階で十分です。
なので自由研究として
「こんなことを調べました」で十分でしょう。
中学年になると
調べて発表をすることをするようになりますので
調べ学習は三、四年生で
形にしていくといいですね。
ただ高学年でも
自分の必要な情報を調べることは
なかなか難しいので
親が手助けをしていけるといいですね。